社会学者:「『のんびり就職』は「ニート」ではなく一種の多元的な選択肢」
現在では、卒業後に焦って就職しない人がますます増え、従来の就業観とは大きく異なってきている。
これに関して、四川省社会科学院の教授・胡光偉氏は以下のように語っている。
「現代の経済や文化が発展していくにつれて、社会の多様性と寛容性が増し、大学生の就職スタイルも多元的に変化してきている。卒業後すぐに就職して、家を買って結婚する準備をする生活はもはや過去のスタイルとなった。今では多くの大学卒業生が1990年代生まれで、家庭環境に恵まれ、多くの卒業生がお金を稼ぐ必要性に駆られなくなった。そのことから、自分の能力を高める、または自己発展を追求していくという考えが増えていった。そのような人たちは、サラリーマンとして働くというような環境に限定されることはなく、新しいメディアまたはネット有名人のような仕事を選ぶなど、多くの大学生は新しい考えを持っている」。
「現代の若者は、卒業後にすぐに就職することを要求せず、自分でお金を稼ぐ能力さえあれば、『ニート』や『すねかじり族』にはあたらないので、『のんびり就職族』でもたいていは批判されることはない」。(編集YK)
「人民網日本語版」2016年9月8日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn