○学生の7割、「専攻分野の決定要因、トップは趣味」
「趣味と合致した仕事をしている人」はわずか5割
趣味と自分の将来的な成長との間には、きわめて重要な関係があることに疑いの余地はない。外部原因の影響によって、趣味も時として諦めざるを得ないときもある。まだ仕事をしていない学生にとって、趣味は自分にとって最も大切なものだ。学生の68%は、「専攻分野を選ぶ上で一番考慮するのは自分の趣味」と答え、「将来の成長の可能性」と「専攻の実力」はいずれも、趣味よりも優先度が下になっている。
だが、実際に卒業して社会人になると、「仕事と趣味が一致している」人は全体の54%にとどまり、「福利厚生・収入」や「昇進」といった現実問題が、だんだんと個人の趣味に取って代わり、キャリア発展の上での主要因となっている。このうち、高学歴・高所得層の仕事は、個人の趣味と合致している傾向が高かった。また、「趣味を諦める」割合が最も高い年代は1980年代生まれだった。だんだんと社会の中堅力となりつつあるこの世代にとって、仕事や学生を優先させるために趣味を犠牲にすることが、往々にしてあるようだ。
現実に屈してしまう大人は多いようだが、ビッグデータによると、趣味をめぐる習い事は依然、中国人にとって極めて重要な趣味を深める手段となっている。中国人の40%は、趣味を深めていく上で習い事は大変重要だと考えており、77%は、「自分の子供を習い事に通わせたい」としている。
面白いことに、これらの保護者のうち、最初は自分が習い事に通い、それにのめり込んでしまった保護者たちが同じ習い事を子供にも習わせたいと思っている人は46%を占めた。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年9月12日
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