◆国家遺伝子バンクは「命の銀行」
国家遺伝子バンクは私たちの生活からかけ離れているように思えるが、実際には私たち個人とも密接に関わっている。華大遺伝子研究センターの汪建董事長(会長)は、一人ひとりの一生における重要段階の標本を、すべて永久保存するべきだと述べた。これは出生時の幹細胞、20歳の時の免疫細胞、30歳の時の生殖細胞などだ。国家遺伝子バンクはこれらの標本とデータを保管する場であり、私たちの「命の銀行」のようなものだ。
これらのデータを保管して、何の役に立つのだろうか?汪氏は数年前から、自身の健康データを意識的に保管している。こうすることで、汪氏は自分の身体の変化を把握し、データに基づき自分の飲食・運動・生活リズムを設定し、アンチエイジングしている。汪氏は「国家遺伝子バンクの容量の拡大により、将来的にはより多くの人が自身の健康データを保管・把握し、より健康的な生活を送れるようになる」と話した。
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