年齢より老けて見える人がいるが、その原因は何だろうか?各国の共同研究によると、これはその人の遺伝子によって決まる可能性があるという。研究者は多くの被験者に4000人以上の高画質顔写真を見せ、その人の年齢を当ててもらったあと、この4000人以上の遺伝子検査を行った。その結果、メラノコルチン1レセプター(MC1R)という遺伝子が、老けて見えることと高い関連性を持つことが分かった。研究者は学術誌「カレントバイオロジー」に報告書を掲載し、MC1Rがメラニンの合成を抑制する主な遺伝子であり、実際の年齢よりも平均で2歳老けているように見させるとした。新華網が伝えた。
この4000人以上のうち約半数がMC1R遺伝子を持ち、残りの半数は持たなかった。後者は前者よりも若く見えた。エラスムス・ロッテルダム大学の研究者は、遺伝子による老けて見える効果は、喫煙と類似していると述べた。同氏は、「人類は遺伝子と老けて見えることの関連性を初めて明らかにした。類似する遺伝子を探し続ければ、それが人の顔の変化にどのような影響を及ぼすかを理解できるようになり、永遠に若さを保ちたいという人類の夢を実現する可能性がある」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年5月10日