中国農業部(省)が公開した情報によると、中国は昨年8169万トンの大豆を輸入し、その大部分が遺伝子組換え大豆だった。中国農業部科技教育局の廖西元局長はその用途について、「中国の輸入大豆には、主に飼料用の大豆粕、食用大豆油という二つの用途がある。食用大豆油を例とすると、十数億人の食用油の大幅な増加を背景とし、大豆の輸入が必要不可欠となっている」と説明した。中国新聞網が伝えた。
廖局長によると、世界の大豆生産・貿易の現状により、遺伝子組換え大豆の輸入が決まったという。世界の2014年の大豆栽培面積は16億5000万ムーで、うち遺伝子組換え大豆が約82%の13億6000万ムーを占めた。中国の大豆輸入量は世界の貿易量の7割を占めるが、世界の生産量の3割しか占めない。つまり大多数の遺伝子組換え大豆は、国外で消費されていることになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年4月14日