2016年10月13日  
 

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日本人から見た中国の「バラエティ番組」の未来 (2)

人民網日本語版 2016年10月13日10:31

番組のエンディングでは、ザ・ドリフターズがアイドルやゲストと一緒に歌を歌い、曲の終盤にメンバーの加藤茶が「お風呂入れよ」、「宿題やれよ」などと、子供たちに向けた掛け声を入れていた。この曲が流れ始めると、私は当時一つ屋根の下に住んでいた従妹たちと一緒に顔を洗いに行って、寝たものだ。これが私の少年時代の良き思い出の一つだ。

「8時だョ!全員集合」は16年間放送され、番組全体の平均視聴率は27.3%で、最高視聴率は73年4月7日放送の50.5%だった。その視聴率の高さから同番組は日本で「怪物番組」と呼ばれ、知らない人はいなかった。

今振り返って考えると、この番組の製作コストは安く、その構成もシンプル。端的に言うと、「最新の流行の話題+アイドルの別の一面+あたたかいプラスのエネルギー」だった。この番組は、70-80年代の日本の社会心理ともマッチしていたのだろう。新鮮なものを求める人々の好奇心を満たし、かつあたたかく、経済が急速に発展する中で不安を覚える日本人の心を慰めてくれるという特徴があり、歴史的大ヒットとなったのだ。


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