全民健康運動と健康中国戦略が徐々に進むにつれ、中国各地で運動する人が増え続けている。「週に数日はジムで汗を流す」「毎日数キロを走る」「毎日一万歩以上ひたすら歩く」人も数多い。だが、このような「運動の達人」のうち、多くの人が、むやみやたらに運動するとかえって身体にダメージを及ぼすという事実を認識していない。新華社、人民日報海外版の報道を引用して報じた。
湖南省人民病院整骨科医学センター関節外科及びスポーツ医学科科長を務める王靖・副主任医師は、「関節炎を患う人は、40歳以上が圧倒的に多い。関節炎は中高年者に良く見られる疾病で、年齢が高くなるほど罹患率も高まる」と指摘した。
専門家によると、関節炎の発症年齢が若年化しつつあり、これは、現代の速い生活リズムや運動のやり過ぎと関係があるという。王副主任医師は、「まずは関節の十分なケアを意識することが必要だ。階段の上り下りや山登りなどのハードな運動をやりすぎないよう注意すること。しゃがむ動作は、膝関節への圧力が増すため、中年層は注意する必要がある。すでにダメージを受けた関節は、十分にケアして、関節にかかる負担を極力減らし、体重も減らし、患部に長時間負荷がかかる姿勢や悪い姿勢をしないようにする必要がある」と指摘した。
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