○目薬はあくまで「薬」 副作用には注意が必要
目薬を「日常的な心地よさのために使用」するという人は一般的ではないだろうか。また時間を節約できることから、ドラッグストアやオンラインショップ、海外通販代理購入などはいずれも、上海の若者が目薬を手に入れる主要ルートとなっている。一方、外来受付をして病院で診てもらう方法は、この主要ルートには入っていない。
日本製目薬で「第二類医薬品」のマークがついている目薬には注意が必要だ。これは副作用を伴う医薬品であり、事前に症状に応じた薬であるかどうかを必ず確認し、使用説明書にのっとって使用する必要があるためだ。だが、購入者は往々にして医薬品であるという認識が曖昧なままに、購入し、使用してしまうのが現状だ。
廉井財・教授は、「友人が日本で買ってきてくれた目薬を使用しても差し支えないかどうかと聞いてくる患者がいるが、私はまず、医師の診察を受け、自分が使用する必要があるか否かを確認するようアドバイスしている。医薬品を使用する上で最も大切なことは、症状に合った使い方をすることであって、医薬品の原産地がどこであるかは問題ではない。また、使用前に、少なくとも起こり得る副作用について理解しておく必要がある。眼に不調を感じた時は、自分の判断で目薬を買ってきて使うのではなく、専門医の診察と指導を受けた上で、薬を正しく使うことが大切だ」と強調した。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年10月31日
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