殲-20戦闘機2機が轟音とともに通過し、青く澄んだ空を切り裂いた。人々からの期待が集まる第11回中国国際航空宇宙博覧会(珠海航空ショー)が1日、正式に幕を開いた。新華社が伝えた。
軍唯一の主催部門である中国空軍は今年、110点以上の装備を展示。これには航空機18機種、ミサイル、レーダーなどの主戦装備が含まれるほか、その50%が初公開。過去の航空ショーよりも開放度が高く、バリエーション豊富で、新型装備が多い。地上で静的展示される空軍装備は、空中作戦力、防空・ミサイル防衛、早期警戒・探査、戦略輸送、空挺兵装備の5つに分かれる。東中国海・南中国海・西太平洋を飛行した経験を持つ空軍の轟-6K、空警-500、殲-10B、運-9、直-10Kなどの航空機が、一般向けに静的展示される。
航空ショーの名物であるデモ飛行も錚々たる顔ぶれで異彩を放つ。中国空軍の八一飛行表演隊、英空軍のアクロバットチーム「レッドアローズ」、ロシア空軍の「ルースキエ・ヴィーチャジ」、パキスタン空軍のパイロットらが共演し、視覚の盛典を繰り広げる。ロシア空軍のアクロバットチームは混合編隊でデモ飛行を行う予定だ。この混合編隊はロシア国外で「初デビュー」となる。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年11月2日
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