▽高級路線が不振で低級路線か
アップルが一種の中古製品といえる整備済製品を販売することについて、通信産業の情報サイト・運営商世界網の康■(金へんにりっとう)編集長は、「これは1つには在庫処理のため、2つには売上増加のためだ。整備済製品のiPhoneを販売することは、アップルが新たな売上増加のルートを見いだしたことにほかならない」と指摘する。
データをみると、アップルの2016年度営業収入は2156億ドル(約22兆6983億7千万円)で、前年度の2337億ドル(約24兆6156億2千万円)に比べて9%減少した。アップルの年度あたり業績が減少したのは2001年以降では初めてのことだ。
産業界ウォッチャーの洪仕斌さんは、「アップルが整備済製品をうち出したのは、別の意味でいえば、アップルブランドの中級機・低級機市場における力不足を補うものでもある。だが価格を15%安くしても、消費者からみれば、整備済製品は中古品で、アップルブランドの価値は大いに値引きされており、それほど魅力はない」と指摘する。
康編集長は、「中級機・低級機市場では、中国国内の携帯電話メーカーが主要な市場シェアをほぼ独占している。華為、OPPO、vivoなどを含む中国企業が急速な発展を遂げており、アップルが入り込む余地はない」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年11月10日
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