2016年11月25日  
 

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日本ドラマで結婚指南(二):度外視された女性の家庭における労働価値 (2)

人民網日本語版 2016年11月25日14:27

同ドラマにおいて、単に生活するということだけ考えれば、契約結婚は平匡とみくりの双方にメリットがあるといえる。日本では、妻の年収が103万円以下なら、配偶者控除が適用され、夫の年収から38万円が控除された後、所得税が徴収される。また、炊事や片付けなどの家事をし、「プロの独身」を自称する平匡のために健康に良い栄養バランスのとれた食事を作り、病気の時には水分をたっぷりとるようにお茶や水を飲ませ、粥を作り、アイスクリームを買う。こうしてIT業に従事する平匡のために、専門知識を学ぶ大量の時間を与え、そうすることで、彼は仕事でより大きな成果を上げることができるのだ。同ドラマでは、日本の主婦の毎年の労働時間は2199時間で、相当する年収は約304万円になるとしている。「雇用制結婚」は一見すると異常なスタイルのようだが、女性の家庭における労働価値を争点にした社会学的に意義のある考えといえる。みくりとは対照的なのが、専業主婦となっている彼女の親友。この親友は最近夫が不倫しているとみくりに愚痴をこぼす。親友は3年間仕事をした経験があり、なにがしかの貯金もあるが、「今、夫の不倫で離婚したら、仕事もないし、貯金や資産も無し、おまけに自分一人で子供を養っていかなければいけないから、将来は悲惨そのもの」と嘆く。


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