世界各地で走る11歳のマラソンランナー　父「広い見聞を学ばせたい」 (2)

王くんは、学校では、多くの同級生に羨ましがられる存在だ。というのも、王くんには超クールなお父さんがいるからだ。お父さんは時々突然学校にきて、教師に息子のお休みを願い出る。息子を伴って世界各地で催されるマラソン大会に出場し、そのついでに観光する。独ベルリンマラソン、西昌国際マラソン、都江堰双遺国際マラソンなど、世界各地のマラソン大会には王くんの姿があった。

父親の王超さんは、担任に特別に連絡を取り、毎週月曜日と水曜日は息子に宿題を出さないようにしてほしいと願い出た。というのも、この2日間は、父と子の「ランニング練習」が行われるからだ。

王超さんは、教育面で、「常識は知識より大切」という信念を貫いている。彼はこれまで、息子に補習クラスは一切受けさせたことはなかった。「息子と同年齢の子供たちのほとんどは、毎日戦いに出かけるかのように、さまざまな補習クラスや習い事に通っているが、私は息子にそのような子供時代を過ごさせたくない。息子には、教科書という狭い世界に浸りきる子供ではなく、広い見聞を持った子供になってほしいと願っている」と王さんは語った。（編集KM）

「人民網日本語版」2016年11月25日