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新エネ懸垂式モノレール、今後の活用に期待

人民網日本語版 2016年12月01日14:13

四川省成都市双流西南航空港経済開発区でこのほど、世界初の新エネ懸垂式モノレール試験線が、人々の注目を集めた。白と黒のパンダ模様を採用しているため、「パンダ号」という愛称で親しまれている。光明日報が伝えた。

新エネ懸垂式モノレールプロジェクト・チーフデザイナー、西南交通大学首席教授の■婉明氏(■は曜のつくり)は、記者のインタビューに応じた際に、「新エネ懸垂式モノレールは新型の都市軌道交通手段で、軽量型、中速度、中程度の輸送量を持つ公共交通ツール。安全、グリーン、エコロジー、全自動化、全天候型、低コスト、高コストパフォーマンスなどの特長を持つ」と述べた。

情報によると、同試験線の設計上の時速は60キロで、車両の全長は1両当たり18メートル、幅は2.3メートル、定員は120人。■婉明氏は、「これは中国がドイツと日本に続き、懸垂式モノレール交通技術を世界で3番目に把握した国になったことを意味する」と話した。同試験線は高圧電線により動力を供給するのではなく、リチウム電池パックを列車のけん引動力としている。これは世界初の快挙となる。中国は関連技術において完全に独自の知的財産権を持っており、これは中国レール交通分野の重大な革新だ。

遠くから見ると、新エネ懸垂式モノレールは人の頭上を運行しているように見えるが、この新技術の安全性と安定性は高いのだろうか?

■婉明氏によると、車両は運行中に箱型のレール内に入った状態のため、脱線事故が生じることはない。列車が空中の専用レールを運行中に、その他の物体と衝突することもなく、安全が十分に保障されるという。専門家によると、現時点で最大のリスクになっているのは運行中に電力が尽きることだ。緊急事態時には車両の前後の窓が開けられるようになっており、そこから乗客は滑り台やはしごで避難することができる。また、別の列車に乗り換えることも可能で、安全に避難できる。


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