哈爾濱工業大学が最近開催した東北五校秋季大型合同企業説明会で、黒竜江省のある民営企業の項城・ヒューマンリソース副総裁は、「今年、当グループは35のポストで新入社員を募集したにもかかわらず、結局採用できたのは2人だけ。給与などの待遇は低くないにもかかわらず、採用率がこんなに低いとは予想していなかった」と話す。
北京の「中関村留学帰国人員向け合同企業説明会」でも、北京の多くの企業の採用担当者が、採用が進んでいないと話していた。
北京のあるテクノロジー会社の採用担当者によると、「求職者と企業のポストに対する考え方に差があり、なかなか合意に達しない。合同企業説明会に参加しているのは、ほとんどが中小企業で、それも民営企業が多い。そのため、それらの企業は職務経験がある人を求めており、新入社員には採用後すぐにポストについて仕事をしてもらい、コストを削減することを望む。しかし、大学卒業者の場合、専門に学んだこととマッチしているかやスキル不足などの問題がある。現在、企業が新人を募集する際も、数を揃えるよりは粒を揃えるという原則に従い、冒険を避ける傾向にある」という。
多くのヒューマンリソース担当者が、「企業のポストには空きがたくさんあるものの、専門に学んだことと仕事がマッチしていなかったり、学生の場合は基本的な知識やスキルに欠けていたり、求職者のキャリア計画が不足していたりするなどの影響を受け、実際に採用された数より新入社員を募集するポストの数のほうが多くなっている」と声を揃えている。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年12月23日
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