煙霧には真菌、ウイルス、細菌など1000種類以上の微生物が含まれ、呼吸器疾患、微生物感染、アレルギー反応などの被害をもたらすため、高齢者、子供、体質の弱い人の健康を損ねることになる。科技日報が伝えた。
復旦大学と上海海洋大学が発表した情報によると、研究チームは煙霧や煙霧質などの微生物を収集できる簡易キットを開発したほか、質量分析法により煙霧が運ぶ微生物の分析と識別を実現した。この成果はアメリカ化学会の学術論文誌「Analytical Chemistry」に掲載された。
煙霧質に含まれる微生物の収集は通常、複数のインパクターを用いる。この装置は数千元(1元は約16.83円)もし、約10キロと携帯に不便で、収集時間も2時間以上と長く、外部の電源とつなげる必要がある。そのため簡単かつスムーズに収集し、分析を行うことができない。
上海海洋大学の卞暁軍氏は「伝統的な複数のインパクターと比べると、この簡易キットの材料費は約150元で、収集時間も30分以内に短縮された。外部の電源とつなげる必要がなく、重さも2.5キロと携帯に便利だ」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年12月26日
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