バリ島のングラ・ライ国際空港の閉鎖が一時解除されると、南航はただちに残留者輸送のため旅客機2機を緊急手配した(画像は南航による提供)。 |
在デンパサール中国総領事館からの情報とインドネシア政府からの最新通告によると、バリ島のングラ・ライ国際空港は29日午後2時28分から翌30日午前7時まで、閉鎖状態を一時的に解除。風向きと火山灰による影響を考慮してその後も封鎖解除を続けるかどうかを決定すると発表した。中国南方航空(南航)は、この情報を得るとただちに、バリ島に残留している中国人観光客を連れ帰るため、待機状態にあるA330旅客機2機を広州と深センからバリ島に向かわせた。中国新聞網が伝えた。
アグン山が爆発した後、南航は火山の噴火状況についてチェックし続け、関係各方面との連絡を密に保ち、フライト計画の動態評価・調整を行い、乗客への影響を可能な限り低く抑えてきた。ングラ・ライ国際空港は11月27日から閉鎖され、すべての離発着便がフライトキャンセルとなった。南航は速やかに応急対策試案を発動させ、影響が及ぶ旅客に対するチケット払い戻し・変更業務を特別に実施した。
最新のフライト予約状況によると、11月30日から12月7日まで、バリ島から広州・深センに戻る南航フライトの搭乗予定客は計1297人。計画によると、バリ島から中国に戻る最初の南航フライトは北京時間11月30日未明に出発する。バリ島発深セン行きCZ6066便は、11月30日午前0時45分出発・午前7時到着、バリ島発広州行きCZ626便は、11月30日午前1時出発・午前6時5分到着の予定。
アグン山の噴火活動は今後も継続すると予想されている。南航側は、「火山の噴火状況と空港の閉鎖解除時間について、一時も目を離さず注目し、タイミングを逃さず運航計画を調整し、旅客の搭乗に対する影響を最大限に抑えるよう努めていく」としている。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年11月30日
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