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人民網日本語版>>経済

中国人の消費が細分化・理性化 品質重視へ

人民網日本語版 2017年12月21日15:03

第一財経商業データセンター(CBNData)がこのほど発表した「2017年中国インターネット消費実態ビッグデータ報告」によると、中国の消費者は2016年に品質を追求する動きが出てきたことを土台として、17年は品質を重視した消費ニーズがさらに高度化し、暮らしの質を高める細部にますます注目が集まり、垂直的に細分化された小商品類がより一層歓迎されるようになったという。「北京日報」が伝えた。

文化、娯楽、スポーツ、健康といった新しい消費ニーズが爆発的に高まり、さまざまな年齢層の消費者がますます多様化し、細分化した消費ニーズを打ち出すようになった。オンライン消費をみると、一定の経済的基盤を備えた「70前」(1970年以前に生まれた人々)は品質への要求が高い。消費高度化の主力である「80後」(80年以降生まれ)は必需品ではない品質と個性を重視した消費により注目する。消費高度化の潜在力である「90後」(90年以降生まれ)はより多様な、垂直市場におけるより個性的な消費を好む傾向がある。

たとえば具体的な消費・購入商品をみると、「90後」は環境保護に配慮した食器、エコバッグ、洋服たたみボードなど自分の個性を際立たせる物品に注目する。「80後」はテンポの速い生活の圧力を緩和する商品、たとえばアロマグッズ、マッサージ機、登山・ロッククライミングなどのアウトドアスポーツ用品といった商品を好む。「両親と子どもの世話」で忙しい「70後」(70年代以降生まれ)は家庭生活をより重視し、アルコール関連グッズ、浄水器、釣り道具がこの年代で最も人気のある消費財となっている。

ニーズのバージョンアップの背後には、消費の観念のさらなる成熟ぶりがある。その重要な現れの一つとして、理性的消費の観念が日に日に形成されていることがある。同報告によれば、中国人の消費ではブランドというラベルのもつ魅力が徐々に低下し、消費者はもはや輸入ブランドや大手ブランドをむやみに追求することはせず、商品そのものの品質をより重視するようになったという。

消費者が消費ニーズにより理性的に向き合うようになり、このことが遊休品・中古品の取引市場の活況を間接的に後押ししている。同報告書は、「遊休品・中古品共有プラットフォームが急速に成長し、取引量の年成長率は79%に達する。『90後』の若いクラスターが遊休品・中古品取引の主力だ。デジタル3C製品(コンピューター、通信機器、消費電子製品)、コスメ、携帯電話などの遊休品・中古品が取引プラットフォームを通じて無駄なくまた利用されるようになっている」と指摘する。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年12月21日

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