国家国防科技工業局が16日に発表した情報によると、「長征5号遥二」ロケットの故障原因がこのほど、ほぼ明らかになった。改良後の芯1級液体水素・液体酸素燃料エンジンは、地上の複数回の審査に合格しており、改良措置の有効性が検証されている。科技日報が伝えた。
同ロケットは昨年7月2日、海南文昌航天発射場で打ち上げられた。ロケットは飛行開始から346秒後に突然故障した。シミュレーション計算と地上試験の結果を分析したところ、同エンジンのターボ排気装置が複雑な力学・熱学的環境に置かれ、一部構造に異常が発生したことが故障原因だった。エンジンの推進力が瞬時に急減し、打ち上げが失敗に終わった。
長征5号ロケットプロジェクト開発チームは故障改良措置を全面的に実施した上で、遥三ロケットの開発と生産を進めており、年末に打ち上げを予定している。長征5号遥四ロケットはその後、月探査プロジェクト3期の嫦娥5号探査機の打ち上げ任務を実施する。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年4月17日
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