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日本製造業は「ものづくり」から「もの・事の重視」へ (2)

人民網日本語版 2018年04月23日10:14

大勢のリピーター客のお目当ては今や「爆買い」ではなく、彼らは商品とはひと味違う価値を求めている。温泉につかる、着物にトライする、茶道を体験する、美術館や博物館を見学する、日本の伝統芸能を鑑賞するなどだ。

国内消費者とインバウンド消費者が求める価値が一丸となって転換していることにより、日本企業もこれまでのようなひたすらものづくりに没頭するやり方を変化させている。

ヤマハ発動機は日本最大のマリン製品メーカーで、日本モーターボート市場で約60%のシェアを有する。今月17日と18日の両日、同社は東京に駐在する各メディアの記者を招待し、同社のモーターボートで東京湾を遊覧し、同社の提唱する海に親しむライフスタイルを体験するイベントを行った。

同社マリン事業本部東日本ソフト課の南成記さんは、「弊社は2006年にマリンクラブ・シースタイルを発足し、会員数は12年連続で増加中で、17年は2万2千人に達した。シースタイルの会員になると、ヤマハが日本全国に張り巡らすネットワークスポット140ヶ所と海外スポット2ヶ所でモーターボートをレンタルすることができ、海の上で風を感じながら白波を蹴立てて進む楽しさを味わうことができる」と説明した。

同社の広報担当の堀江直人さんによれば、「弊社はもともとモーターボートを製造しているだけだったが、人々の消費スタイルの変化にともない、『出来事』の消費を重視する人がますます増え、単なる物質的な消費だけではすまなくなってきた。そこでシースタイルクラブを通じてシェアリングモーターボート事業をスタートし、新しいライフスタイルを提唱し、体験を重視する人々の消費トレンドに合わせようと考えた。ヤマハ発動機の業務の重心は目下、『ものづくり』から『ものと事とをともに重視する』ものへと移りつつある」という。(編集KS)

「人民網日本語版」2018年4月23日


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