広東財経大学と華南師範大学の食堂で10-14日、「ダイコン祭り」が開催され、大学生らは毎食ダイコンを食べたものの、「飽きた」という声はほとんど上がらなかった。実は「ダイコン祭り」が開催されたのは、台風4号(イーウィニャ)の襲来によりダイコンが壊滅的な被害を受けた広州従化区鼇頭鎮宝溪村に救いの手を差し伸べるためだったのだ。羊城晩報が報じた。
「ダイコン祭り」開催中、2校の教師と大学生は計10トンのダイコンを平らげた。また、食堂の調理師たちもダイコンを使った十数種類のおかずを作って加勢した。
広東財経大学の食堂の調理師らが腕を振るって作った、数十種類のダイコン料理。
水に浸かったダイコン 農民に救いの手
6月5日、台風4号が広東省に上陸し、7日夜に広州では豪雨となった。その後10日午前、 広東財経大学の飲食センターの曾桓忠主任のもとに、宝溪村から助けを求める電話が入った。「村に植えられたダイコンの収穫が間に合わず、水に浸かってしまった。すぐに処理しなければ、ダイコンは腐ってしまい、農民の半年間の仕事が水の泡になってしまう」というのだ。
曾主任によると、そのダイコンを同日午後に届けてもらうことにし、「学生の数やダイコンの鮮度が保てる日数を考えて、4.4トン注文し、2ヶ所のキャンパスの計4軒の食堂で使った」という。
さらに、曾主任は華南師範大学にも電話をかけ、共に農民が苦難を乗り切れるよう助けることにした。
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