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衛星事業の国際協力で中国が大きく前進

人民網日本語版 2018年06月22日13:31

中国が自主開発した月周回軌道超長波天文観測小型衛星「竜江2号」がこのほど、月周回軌道に入った。衛星に搭載されているサウジアラビア製月小型光学イメージング探査装置などのペイロードがすべて正常に稼働しており、月面の鮮明な可視光画像を撮影した。これは中国・サウジ両国の「嫦娥4号」月探査プロジェクト中継通信衛星任務国際協力プロジェクトにおける重要な成果だ。人民日報海外版が伝えた。

衛星打ち上げ任務の国際協力の他に、中国は26カ国・地域と80件の輸出契約を結んでいる。通信衛星13基、リモートセンシング衛星10基の計23基を輸出している。これらを通じて、「衛星が必要だが経費がない」という数多くの国の夢を叶えた。

中国が2008年に打ち上げた「ベネズエラ1号通信衛星」で、ベネズエラは初の衛星を手にした。これによりベネズエラはそのインフラを大幅に改善させ、通信サービス料金を引き下げ、辺境エリアの人々に幸福をもたらしている。

2011年に打ち上げられた「ナイジェリア1R衛星」は、ナイジェリアの通信関連分野で約15万人分の雇用機会を創出した。ナイジェリアのブロードバンド利用者の費用を毎年9500万ドル以上削減し、アフリカ人の電話中継・データ交換料金を6億6000万ドル以上削減した。

2015年に打ち上げられた「ラオス1号衛星」は、ラオスと隣国に通信・テレビ放送事業を提供し、現在までに110番組の全国放送を可能にしており、これまで隣国の衛星中継に依存していたラオス国内のテレビ事業に変化をもたらした。

中国宇宙技術研究院の周志成チーフエンジニアは、「中国は長期的に国際宇宙事業の交流と協力を重視してきた。衛星を輸出すると同時に、各種形式の技術交流と使用に関する研修を定期的に実施している。有人宇宙事業や深宇宙探査、宇宙科学などの分野でも、中国は幅広い国際協力を堅持し続けている」と話した。(編集YF)

「人民網日本語版」2018年6月22日

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