スパコン性能ランキング「TOP500」の最新版が、25日に公開された。米国の「Summit」が中国の「神威・太湖之光」を抜きトップになり、米国のスパコンが久しぶりに首位を奪還した。しかしランキング入りしたスパコンの数を見ると、中国が依然として世界最多となっている。新華社が伝えた。
TOP500は半年毎に発表されている。最新版によると、米エネルギー省のオークリッジ国立研究所に設置されたスパコン「Summit」の計算性能は毎秒122.3ペタフロップスに達し、ピーク値は毎秒188.7ペタフロップス弱に達する。同研究所はこれまで、ピーク値は毎秒200ペタフロップスに達すると発表していた。
4連覇を果たしていた神威・太湖之光は今回2位で、計算性能は毎秒93ペタフロップスを維持。3位は米エネルギー省のローレンスリバモア国立研究所に設置された「Sierra」、4位は中国の「天河2号」、5位は日本の「Bridging Cloud Infrastructure(ABCI)」。
ランクインした数を見ると、中国のスパコンが増加を続け、昨年11月の202台から206台に増加した。米国は144台から124台に減少。研究開発メーカーを見ると、中国のレノボが119台で圧倒的な地位を占め、全体の23.8%に達した。米IBMは今回トップのSummitに技術を提供している。
スパコンが使用するプロセッサを見ると、米インテルが依然として主流となっている。500台のうち476台がインテルのチップを使い、全体の95.2%を占め前回のランキングよりやや上昇した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年6月26日
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