北京市で7 月初めにネットショップの「買い物かご」に入った商品リストを基に、自分の好みの相手を探す婚活イベントが開かれ、独身男女が数多く参加した。参加者は全員、自分の「買い物かご」の中の商品リストをプリントして他の参加者に見せる必要があるというユニークな婚活イベントだ。揚子晩報が報じた。
ある女性は、長さ 10メートルにもなる商品リストを公開し、大勢の人が足を止めて見ていた。この女性は、「買い物かごにこんなにたくさんの物が入っていて、買っていないということは、私が貧乏だということを示しているだけだわ」と冗談交じりに話した。
この婚活イベントでは、「買い物かご」に入った商品リストだけを頼りに、自分の好みの異性をさがす。商品リストにはその人の写真はおろか、年齢や年収などについて、何も記されていない。興味を抱いた異性を見付けたら、電話で連絡するか、イベント会場で直接会うことができる。互いに気が合いそうだと感じて会場で直接会う場合は、アイマスクをして互いの容姿が見えない状態で単独の小部屋に移動し、直接交流をすることができる。
今回のイベントでは、計 9カップルが誕生。イベント主催者は、「買い物かごは、その人の欲望をリアルに反映しており、その人のことをよく知ることができる。また、これまでの婚活イベントとも全く異なったコンセプトとなっている。若者はフレッシュなスタイルで自分のことをPRしたほうがいい」と説明した。
ネットユーザーからは、「SNSのモーメンツの内容は取り繕うことができるけど、買い物かごなら嘘を付けない」とのコメントが寄せられている。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年7月12日
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