漢字レーザー写植システムや曙光スパコン、5Gモバイル通信、AIチップ、自動運転プラットフォームなど、北京市の中関村は革新力・競争力を持つハイテク企業を育成すると同時に、多くの先端技術・製品の研究開発でも新たな進展と突破を成し遂げている。北京青年報が伝えた。
最新データによると、中関村の企業による昨年の特許出願件数は7万4000件、特許取得件数は4万3000件で、有効発明特許保有件数が初めて8万件を突破した。特許協力条約(PCT)の国際出願制度に基づく企業の特許出願件数は通年で3652件にのぼった。企業が作成・発表を主導した標準は累計7115件で、うち国際標準は229件。
中関村先端技術革新センターの展示ホールには、中関村先端技術革新企業による一連の革新成果が集中的に展示されている。同センターの責任者は取材に対し、「顔認証分野で、中関村企業の一部の技術指標は、すでに世界クラスに達している」と話した。商湯科技や曠視科技の製品を含む現在の顔認証技術は接客やカードリーダーなどの基本的な日常勤務・サービス分野に留まらず、病院や地下鉄などの複雑な環境、税関や金融など重要な業界でも使用可能になっている。処理速度が速く、計算量が大規模であり、かつ精度が高いため、ハイテク企業の顔認証製品はセキュリティ分野においてもますます大きな力を発揮している。
またデータによると、中関村で活躍するテクノロジー企業インキュベータは200ヶ所以上に達し、他にも1490団体以上のベンチャーキャピタル機関、500団体以上の協会連盟といった社会組織があり、テクノロジー企業の急成長を支えている。中関村の企業数は現在2万社以上で、そのうち国家ハイテク区企業は1万3000社、上場企業は320社以上、全国中小企業株式譲渡システム「新三板」上場企業は1681社、ユニコーン企業は70社弱となっている。今年の1−5月にかけて、中関村ではテクノロジー企業が1日あたり平均で89社設立された。今年第1四半期、中関村モデルエリア内における株投資案件は584件あり、全国の23.03%を占め、世界でベンチャー投資が最も好調な地域の一つになっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年7月13日
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