中国・ドイツ両国首脳が見守る中、寧徳時代の創業者兼董事長の曾毓群氏が9日午後、独テューリンゲン州経済大臣のヴォルフガング・ティーフェンゼー氏と共に、同州にリチウムバッテリー工場とスマート製造技術研究開発センターを建設する投資協定に署名した。科技日報が伝えた。
工場の面積は約80ヘクタールで、2021年に稼働開始を予定。ドイツで約600人分の雇用を創出し、欧州最大の自動車バッテリー生産拠点になる。
ティーフェンゼー氏は、「中国の今回のバッテリー工場建設は、テューリンゲン州にとってこの10年間で最も重要な工業投資プロジェクトだ。このプロジェクトによりテューリンゲン州は、欧州で最も重要なバッテリー技術拠点になる」と述べた。ドイツ貿易・投資振興機関の責任者のロバート・ ホルマン氏は、「これは中国のドイツにおける投資額が過去最大の生産型グリーンフィールド投資プロジェクトだ。ドイツは自動車産業大国として、電気自動車(EV)の普及に力を入れている。寧徳時代はドイツを選んだことで、ドイツと欧州のEVメーカーに近づけるようになるだけでなく、さらにドイツの高い素質を備えた従業員と一流のインフラを共有できる。今回の投資は、両国のハイテク産業をめぐる協力における極めて大きな成功例だ」と話した。
曾氏は、「欧州初の投資先にドイツを選んだ。当社と欧州企業の協力をさらに掘り下げ、欧州で現地化EV用バッテリー供給能力を形成することで、欧州の利用者に近づき、よりスピーディで効果的なソリューションプランを提供する」と表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年7月12日
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