火鍋チェーン・海底撈のデリバリー部門の公式アカウントがこのほど伝えたところによると、7月5日からデリバリー焼肉事業がスタートし、デリバリープラットフォームを通じて注文すると、焼肉セットが家まで届くようになったという。「北京日報」が伝えた。
注文すると、配達員が味付けされた肉などの食材と焼肉コンロを家まで届け、その場で焼き方を教えてくれる。コンロは無煙タイプで、肉を焼いても煙が出ない。海底撈によると、10平方メートル以下の部屋でも煙くなることはないという。
海底撈は2010年に火鍋のデリバリー事業をスタートして、デリバリー分野に進出した。ただデリバリー焼肉は海底撈が業界の枠を超えて初めて手がけたというわけではない。また海底撈はこれまでに夏向きの飲料品のデリバリー、訪問ネイルサービスなども打ち出してきた。こうした豊富な「副業」は発展して英国に渡り、新小売事業がスタートしたほか、茶器、食品、衣類、キッチンツール、海底撈のロゴ入りおもちゃやアクセサリーなどの販売なども手がけるようになった。
今年5月、それまで「上場はしない」と宣言してきた海底撈が、ついに香港証券取引所に上場申請を提出した。データによると、海底撈は昨年の売上高が106億3700万元(約1767億1千万円)に達し、中国式外食産業のリーダー的存在だ。分析によれば、現在の火鍋産業はやや停滞気味で、発展しようと思うなら絶えずブレクークスルーを試みなければならないという。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年7月5日
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