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「児童演劇祭」に乳幼児向け舞台芸術 0-3歳児も「演劇」を理解できる

人民網日本語版 2018年07月27日14:51

現在開催中の第8回児童演劇祭で、0歳から3歳の乳幼児向け特別公演が初めて行われた。24日と25日の両日、日本児童・青少年演劇劇団協同組合による乳幼児のための舞台芸術「KUUKI(空気)」は、2歳以下の乳幼児向けの演目で、最年少の観客は1歳だった。8月24日から26日には、ノルウェー・フォード劇場による児童劇「すずめ」が、3歳以下の幼児向け作品として上演される。北京晩報が伝えた。

演目「KUUKI(空気)」の演出は、極めて斬新だった。開場後、係員がまず、上演に関する注意事項を説明。その後観客は全員会場を離れ、キャストが準備を進める。乳幼児がハイハイしても問題のない清潔な環境が整えられ、観客が再入場する際には、全員靴を脱ぐことを指示され、子供と一緒に役者と非常に近い距離にあるマットの上に座った。

その後、時には悠々とした、時には軽快なオルガンの音が響き渡り、舞台幕によって風が生じ、風鈴の軽い音を立て、風船がふわふわとただよう中で、キャストは、この快適で温かく、心の落ち着ける空間に大人と子供の観客を誘った。キャストは、まるで空気が動くような感覚で演技を行い、数人の子供たちは自分からキャストの近くに歩み寄り、キャストと一緒に動き、這い、踊り、最高に可愛らしかった。

「KUUKI(空気)」のプロデューサーを務めた太田昭氏は、次の通りコメントした。

「わずか1歳前後の子供は、さまざまな言葉を使う、あるいは理解することはできない。だが、彼らも日常生活の視点を持っており、物事を惹きつけることができる。彼らも、セリフによる言語表現を伴う演劇を「観て」理解できるのだ。子供は、6歳ごろになると、完全な思考体系を構築し、言葉を巧みに使って自分の考えを他者に伝えることが可能となる。また、6歳前であっても、彼らにより多くの様々な体験や五感による刺激を与えることで、彼らの脳内に様々な種を撒くことができる。これも、『KUUKI(空気)』を創作した目的の一つだ。子供たちのためにより多くの非日常を創り出し、より豊かな感覚的刺激と感情的な体験を与えたかった」。 (編集KM)

「人民網日本語版」2018年7月27日

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