▽平均月収6200元 一日平均8時間以上労働が80%
配達員の収入について、「1万元超え」のニュースがこれまで複数のメディアを賑わしたが、実際には一般的な現象にはなっていない。給与は基本給プラス歩合制というところが多く、同報告によれば、平均給与は月収ベースで6200元前後だという。一日の労働が8時間を超える人が80%に上り、たくさん運べば運ぶほど、収入が増えるからとしている。宅配便産業の配達員は一般的に宅配便の個数で給与を計算するので、ECサイトが大規模なショッピングイベントを開催すると給与水準が大きく変動する。蘇寧物流のデータによれば、17年のダブル11(11月11日のネット通販イベント)の時は、無錫市の配達員の給与水準が月収ベース平均で1万1千元を超え、最高で2万元に達したという。また烏魯木斉(ウルムチ)は物流の重要なターミナルだが配達員が少ないので、宅配便の増加にともなって配達員の収入が業界内でも相対的に高くなっているという。
同報告は、「人々の暮らすコミュニティ、オフィスビル、大学、ビジネスエリアが配達員の最も多く集まる場所だ。コミュニティ単位で計算すると、1万人規模の大型コミュニティには一般的に20人の配達員が配置され、この配達員たちはコミュニティサービスへの寄与度が最も高い人々となっている。配達員は今や単なる輸送・配達の人員ではない。スマート小売時代にあって、配達員は徐々にコミュニティを支える力となり、人々の暮らしにさまざまな便利をもたらす存在へと変貌を遂げている」と指摘する。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年8月10日
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