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無人銀行が間もなく普及か、指静脈認証を採用へ

人民網日本語版 2018年11月12日14:52

ロボット、スマートATM、セルフ窓口端末(VTM)、外貨両替機などのスマート設備がずらりと並ぶ。顔認証、生体認証、音声認証などの人工知能(AI)技術による利用客の身元確認、設備のスマート連動を実現する。これは映画のワンシーンではなく、無人銀行の日常的な光景だ。近い未来、銀行で預金を引き出す際に、顔認証の他に「指静脈認証」を受けなければならない。広州日報が伝えた。

VTMは「無人銀行」の各種の先端技術・スマート化サービスの主な媒体であり、利用客の主な操作の場でもある。だがこれは単なるセルフ端末ではなく、行員の遠隔操作を通じたテレビ・音声通信プラットフォームだ。分かりやすく言えば、VTMは「ATM+窓口」の機能を持つスマート設備だ。広発銀行上海分行の関係責任者によると、VTMの設置により窓口の負担を最大限に分散し、キャッシュ以外の業務のほぼすべてをVTMで行えるようになり、忙しい時間帯の待ち時間を減らせるようになる。また裏方のサービスは本店に統一管理され、24時間の受付能力を提供し、利用客の利便性をさらに高める。

「未来の銀行」はより良い業務応用、ユーザー体験、安全性を求める。現在は顔認証が流行しているが、似通った双子であれば代理手続きやなりすましが可能なのだろうか。あるいは同じ人でも化粧や整形手術などにより、スマートなシステムに認証されないことがあるのだろうか。

顔認証は身元確認の手段の一つに過ぎない。短時間内に顔認証と同時に、カードナンバーとパスワードなど従来の登録方法も依然として採用する。今後はより革新的な技術が、人々の預金引き出し方法をさらに変えることになる。「顔認証+指静脈認証」は、身元確認に「二重の保険」をかける。

その他の生体認証技術と比べると、指静脈認証は失われることも盗まれることもなく、パスワードを記憶する必要もない。肌のざらつきや、外部環境(気温・湿度)の影響を受けない。多くの人が利用でき、精度が高く、複製・偽造が不可能だ。さらに重要なのはよりスピーディーであり、虹彩認証よりも快適なことだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2018年11月12日

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