重慶市で初となる5Gネットワーク連続カバー試験区の構築が21日に完成した。5Gによる自動運転車の遠隔操作、5Gドローン、仮想現実(VR)など複数の5G応用が同時に披露され、重慶市の5Gネットワークが商用化に向けて更に一歩を踏み出したことを示している。新華社が伝えた。
中国移動重慶公司の関係者によると、当試験区は現在、長さ2キロメートルの道路をカバーしており、カバー面積が2.4平方メートルに達している。測定結果によると、試験区内の各測定スポットの5G通信速度が10Gbps以上で安定しており、4Gネットワークの100倍にあたることが明らかになった。
またこの関係者によると、自動運転車の遠隔操作の設備は5Gネットワークに接続することで、遠く離れた車両をコントロールすることができる。また同システムは5Gネットワークを利用することで、より安定性を増すなどの特徴を示しており、ネット技術やビデオ技術、コントロール技術、人工知能技術などの様々な技術と組み合わせて自動車運転の安全性を大幅に向上させることもできる。
重慶市は今年4月に初の5Gネットワークを開通させた。通信設備、関連施設及び研究開発費への投資の増加につれて、5Gネットワークの重慶市におけるカバー範囲が拡大しつつある。
将来的に中国移動重慶公司は車載ネットワーク、工業自動化、スマート都市、スマートビルなどでの5G業務の応用を展示していくことで、試験区を通して5Gの異業種における融合イノベーション応用の効果を実証し、5Gネットワークの商用化への成長をサポートしていくとしている。(編集HQ)
「人民網日本語版」2018年11月23日
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