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18年の中国経済成長率6.5% 19年の問題点と解決方法は?

人民網日本語版 2019年01月24日11:04

中国国家統計局はこのほど2018年の中国経済の実績を発表した。それによると、通年の経済規模が初めて90兆元(1元は約16.2円)に達し、不変価格表示の国内総生産(GDP)は前年比6.6%増加し、成長率約6.5%という目標を達成した。「中国青年報」が伝えた。

中国経済が高い品質の発展へと前進する過程には、どのような問題が潜んでいるのだろうか。方向を定めてこうした問題を解決するにはどうすればよいだろうか。19年の中国経済はどのような流れを維持するだろうか。

▽2018年の中国経済は安定の中で成長

データをみると、18年のGDPは90兆元を超え、前年比約8兆元増加し、成長率は6.6%になった。この成長率は目標値の約6.5%を上回っただけでなく、世界5大エコノミーの中でトップだった。国家統計局の寧吉■(吉へんに吉)局長は、「世界の経済成長に対する中国の経済成長の寄与度は30%に迫り、中国は引き続き世界経済の成長への最大の寄与者になった」と述べた。

経済の下ぶれ圧力が累積することを前提としながら、中国経済が「18年の期末試験」でこれほどの成績を上げたのは実に容易なことではない。貿易、投資、消費の「トロイカ」と呼ばれる指標なども中国経済が「安定の中で成長」していることを物語る。

18年のグローバル輸出入貿易の増加はさまざまな挑戦に直面し、中米経済貿易往来には摩擦が生じた。外からの圧力を受けて、中国の通年の貨物輸出入額は初めて30兆元を超え、過去最高を更新し、前年比9.7%増加した。寧局長は、「18年の中国輸出入貿易は数量が増加しただけでなく、構造の最適化が進み、輸出入の安定さの中での好転をしっかりと達成し、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は2兆3303億元の黒字で、黒字額は同18.3%減少した」と述べた。

国務院発展研究センター対外経済研究部の趙晋平研究員は、「最新のデータによると、中米経済貿易摩擦などが原因で、中国の輸出入貿易は短期的には打撃を受けるが、長期的な発展の可能性と潜在力はまだある」との見方を示した。商務部(省)がこのほど発表したデータでは、18年の全国の実行ベース外資導入額(米ドル建て)は同3%増加しており、世界で国境を越えた投資が大幅に減少する中、この数字は多国籍企業が中国への投資に十分な信頼を寄せていることを示す。

投資をみると、18年の全国の固定資産投資(農業を含まない)は63兆5636億元で、前年比5.9%増加した。民間投資は39兆4051億元で同8.7%増加し、増加率は同2.7ポイント上昇した。インフラ投資は同3.8%増加、ハイテク製造業は16.1%増加、設備製造業は11.1%増加だった。

消費をみると、18年の全国の消費者物価指数(CPI)は同2.1%上昇し、緩やかに上昇したとともに、目標値の約3%は下回った。都市部は2.1%上昇、農村部は2.1%上昇だった。食品とエネルギーを除いたコアCPIは1.9%上昇で、上昇率は同0.3ポイント低下した。

経済に潜む問題をどのように解決するか?

いくつかの経済データが目を引くが、細かい指標の中には懸念を覚えるものもある。中でも第4四半期のGDP成長率はデータの発表を開始して以来の最低を更新した。


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