2014年1月22日  
 

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中国語映画「グランド・マスター」がアカデミー賞2部門にノミネート

 2014年01月22日13:34
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 米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは現地時間16日、第86回アカデミー賞のノミネート作品を発表し、香港の巨匠・王家衛(ウォン・カーウァイ)監督の「グランド・マスター(原題: 一代宗師)」が衣装デザイン賞と撮影賞の2部門でノミネートを果たした。中国語映画のノミネートは、2003年の張芸謀(チャン・イーモウ)監督の「HERO」以来と、実に11年ぶり。世界が中国について知る良い機会となることが期待されている。人民日報海外版が報じた。

 詠春拳の達人として知られる武術家の葉問(イップ・マン)を描いたアクション映画である同作品は、中国文化の神髄を表現しており、その独特の古典美学的視点が海外でも好評を博している。北米では、外国語映画興行収入で年間2位の成績を収めた。カリフォルニア大学ロサンゼルス校に通う中国人留学生・王さんは、「同作品には、中国の要素がたくさん詰まっているため、北米で公開されるとすぐに、友人を連れて見に行った。中国文化を伝える、とても良い機会になった」と語っている。

 中国のソフトパワーが向上するにつれ、世界が中国に目を向けるようになっていることに疑問の余地はない。

 中国語映画が11年ぶりにアカデミー賞のノミネート作品に名を連ねたことで、世界にとっては、中国について理解する機会となっている。1993年にノミネートされた陳凱歌(チェン・カイコー)監督の「さらば、わが愛/覇王別姫」や1991年にノミネートされた張芸謀監督の「紅夢(原題:大紅灯篭高高掛)」などは、インパクトが強く、深いメッセージも込められていたが、時代遅れの中国といったマイナスのイメージも強かった。それに対して、「グランド・マスター」は単なるカンフー映画ではなく、哲学や中国文化などを伝える役割も担っている。王家衛監督は、「この作品を通して、米国人に中国の文化や映画に含まれている哲学的思想について知ってもらいたい」と語った。

 米国のリチャード・アンダーソン監督は、「ほとんどの中国人が米国に来たことがないのと同じく、多くの米国人が中国に行ったことがない。そのような人にとって、映画鑑賞が他の国について知る良い機会になる」と語ったことがある。今後、中国語映画が本当の意味で世界に輸出され、さらに多くの華人が国際舞台に登場することで、世界が中国についてより良く理解することが望まれる。(編集KN)

 「人民網日本語版」2014年1月22日

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