春節(旧正月)の長期休暇が迫る中、多くの企業が「年会(忘年会)」を開いている。今年ネット上で報じられている忘年会の景品は、豪華さを競い合うような内容となっており、多くの人はその贅沢さを羨み、嫉妬している。この豪勢な忘年会の現象については、ネット上で活発な議論が展開されている。ある人は、「忘年会はますます企業のPRの場となっており、悪趣味な内容が含まれ、悪い気風だ」と指摘した。広州日報が伝えた。
◆旅行・高級車・金の延べ棒が景品に
ネットワークサービスの金山網絡は先月、忘年会をビーチリゾートの三亜市で開催すると発表した。1000人の社員がチャーター機で三亜市に向かい、5つ星ホテルに宿泊するというのだ。この情報は注目を集め、IT関係者を羨ましがらせた。
インターネット業界のもう一つの巨塔、ネット通販2位の京東商城もこのほど、忘年会で豪華な景品を提供した。現場に居合わせた関係者によると、京東商城の忘年会は非常に盛大なもので、劉強東CEOは現場に100万元(約1700万円)の現金を持ち込み、そのうち50万元を現場の抽選の景品にした。最低の3等賞は20人の当選者が出て、一人当たり1万元が支給された。残りの50万元は、現場に居合わせなかった、会社で勤務中の社員のために残されたという。
ネットセキュリティソフト最大手の奇虎360は、これまで金を出し惜しみしてきたが、今年の忘年会では約2000万元(約3億4000万円)相当の景品を提供した。最優秀社員には200万元(約3400万円)のポルシェ・カイエンを1台、優秀チームには100万元(約1700万円)の現金、優秀社員には50万元(約850万円)の株+両親との香港ツアーをプレゼントした。また、タブレット端末キンドル・ファイアが300台、金の延べ棒が88本、iPadが60数台、GALAXY Note 3が20台、iPhone 5S(ゴールド)が16台支給され、計算すると約2000万元相当に達した。
◆忘年会はPRの場