ドイツ「世界の橋」協会の名誉会長は「アジア情勢が非常に複雑化した重要な誘因は日本にある。ドイツと日本は共に第2次世界大戦の枢軸国で、ドイツは日本の全ての行いを非常によく知っている。ドイツは戦争を発動し、虐殺を行った歴史的罪を忘れないし、ましてや否認することはない。日本は第2次大戦で重大な罪を犯した。日本は本来ドイツと同様に、過ちを認め、反省し、近隣国と全世界に謝罪すべきだが、残念なことに日本政府はそうしていない。日本の政府と政界要人の最近の一連の挑発的言動は、日本には歴史を直視する考えが全くないことを示しており、人々の期待に背き、失望、憂慮、憤りを抱かせている」と述べた。
同名誉会長は「私には日本の友人が少なからずいる。彼らも日本は歴史問題で嘘をつかず、真摯に謝罪と反省をすべきだと考え、安倍政権の右傾化を懸念している」と指摘。「世界の橋」協会会員に対して、行動を起こし、日本の友人への働きかけを多く行い、日本政府に一日も早く歴史を直視させ、国際社会の了解を求めさせるよう呼びかけた。
ロシア科学アカデミー極東研究所のベルゲル研究員は人民日報の取材に「中国の李輝駐露大使はインタファクス通信への寄稿で、安倍氏が中韓などの国民の感情を顧みずに靖国神社を参拝し、アジアさらには世界の人々の強力な排斥と懸念に直面したことを取り上げた」と指摘。「これは重大な原則問題だ」として賛同の意を表した。また「日本の多くの高官に靖国参拝の過去があり、すでに見慣れてしまっている感がある。これは全ての人が警戒すべき事だ」と指摘した。
田学軍駐南アフリカ大使は南アフリカ紙への寄稿「日本の首相の靖国神社参拝は『東洋のナチス』にひれ伏して礼拝を捧げる行為」で、安倍氏の参拝を強く非難し、南アフリカ各界で大きな反響を呼んだ。ある南アフリカ政府高官は「日本のする事なす事は人々を驚愕させ、非常に危険なメッセージを国際社会に発した。南アフリカは中国側の立場を理解する。国際社会は日本の動向を緊密に注視し、日本の全ての行いに対して強い警戒を保つべきだ」と指摘した。南アフリカ報道界のある著名人も「安倍氏のこの行動は危険な動きだ。南アフリカの報道界には、安倍氏の行動の本質と危害性を南アフリカの民衆が理解する手助けをする責任がある」と表明した。