北京市紀律検査委員会が14日に明らかにしたところによると、北京市は現在、「会員制クラブ内のよからぬ気風」の取締りに全力を挙げており、市立公園内にある「私人会所」と呼ばれる会員制の高級クラブや高級娯楽施設を一律閉鎖することを決定した。人民日報が伝えた。
初歩的な捜査によると、北京市の公園内にある高級レストランや企業が賃貸する施設は24カ所。今後も引き続きさらなる捜査が行われる。
市政府の要求を受け、北海公園内の高級レストラン、乙十六御膳堂、上林苑飯庄はすでに営業を停止している。また、紫竹院公園でも、これまで公園の景観を損なってきた2カ所の柵および「観光客立ち入り禁止」などの看板が撤去された。さらに、紫竹院公園内の問月楼、竜潭公園内の万柳閣などの高級レストランは、一般市民向けにメニュー価格を大幅値下げし、格安メニューを打ち出し、貸切り個室をなくすなど、サービスの質を保ちつつ、リニューアルを実施した。
北京市政府は、市立公園内の会員制クラブおよび高級娯楽施設を一律閉鎖し、公園内の賃貸契約が満期になった後は、公園の機能と関係のない場所の賃貸を禁止するとしたほか、一般観光客向けにより良いサービスを提供し、サービスの質を高めるとした。
北京市紀律検査委員会はまた、市の各級党員・指導幹部に対し、「会員制クラブに出入りしない。会員制クラブの会員カードを受け取らない、所持しない。党組織と国民による監督を自発的に受ける」とする承諾書に調印するよう求めた。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年1月16日