きょうの人民日報「微博」--北京大、農村部出身学生わずか1割
中国国務院(政府)は16日、常務会議を開催。新体制が発足して間もない3月に開催された国務院第1回全体会議で提議された公平な教育に関する要求に基づき、権威ある大学と国が認め予算の優先配分などの支援を行う「国家重点大学」の農村部の学生募集枠を拡大することを决定。勤勉に勉強に励む農村の子供達がさらに大きな希望を持てる環境づくりを目指す。
【北京大学、農村部出身学生わずか1割】ここ20年の間に、中国最高学府・北京大学の農村出身の学生の割合が3割から1割にまで下がった。同じく最高学府の清華大学(北京)も2010年、同割合が17%にとどまった。質の高い教育資源が都市部に集中し、各大学も成績の良い学生から順に選ぶことを基本体制としており、辺鄙で貧しい地域や少数民族が集まる地域で暮らす学生達は、試験で良い成績を収めることができず、良い大学に行くことができないというのが現状となっている。