黒竜江省哈爾濱(ハルビン)市の太陽島で20日、第26回国際雪雕(雪像・氷像)芸術博覧会が開園した。太陽島はハルビン氷祭りの3つメイン会場のうちの1つ。組織委員会によると、今回の同博覧会の敷地面積は60万平方メートル(東京ドーム約13個分)で、10万立方メートル以上の雪が使われている。新華網が報じた。
同市市内を流れる松花江の中の島で、同市唯一の5A級の観光地に指定されている太陽島からは、川を隔てて繁華街を展望することができる。「呼吸する雪」をテーマとする同博覧会のために、1千人以上の芸術者やスタッフらが11月26日から準備を進め、「静かな雪」や「躍動感ある雪」など6エリアを制作した。
長さ117メートル、高さ26メートルのメインモニュメント「宇宙の夢」は、メインエリアに設置されている。使われている雪の量は2万4千立方メートル。青春真っただ中の少女が天馬に乗って、広大な宇宙を駆け巡る姿が表現され、夢を追いかけ続ければ必ず成功するという思いが込められている。
中国の雪像アートの発信元ともなっている同博覧会では、中国と海外の交流を深めることを意図した、雪像をめぐる7つのコンテストが開催されるなど、見所満載となっている。うち、最大の目玉は第19回国際雪像コンテストで、今月30日から5日間開催。ロシアやフィンランド、米国、カナダ、英国、マレーシア、シンガポールなど10カ国の代表チームが参戦する予定だ。
「氷雪50年、魅力あるハルビン」と題するハルビン氷祭りのメイン会場は他に、氷雪大世界と兆麟公園の冰灯(氷灯ろう)遊園会があり、2014年1月5日に開幕する。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年12月20日