北京市の公共交通機関などにおいて利用できる便利なICカード・北京市政交通カード。ただ、購入するのは簡単でも、返却する際の払い戻し方法などが少し煩わしいという問題がこれまで指摘されていた。そんな中、同カードを発行・管理する「北京市政交通一カ通」はこのほど、今年は指定の返却場所を引き続き増やすと同時に、銀行のATMのような自動払い戻し機を設置して、ユーザーが長蛇の列を作る状況を減らしたい考えであることを明らかにした。北京晨報が報じた。
これまで、残額が10元(約170円)に満たない場合、残額が返却されなかったが、自動払い戻し機ではその制限がなくなる見込みだ。また、払い戻し方法も、残高とデポジットを別のカードに移すか現金で返金するかの2種類から選べるようになるという。カードに問題があって残高を読み取れなくなったカードに関しては、自動払い戻し機に合理的な判断基準を設定し、「認証不可」となった場合は、スタッフがいる指定の窓口で規定に基づいて手続きを行える。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年1月23日