2014年4月11日  
 

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流行語の乱用は思考力の低下を露呈

 2014年04月10日13:13
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 最近、中国の人気俳優・文章(ウェン・チャン)と人気女優の姚笛(ヤオ・ディー)の不倫デートがスクープされ、世間をにぎわせた。文章の妻で女優の馬伊琍(マー・イーリー)が、自身の微博(ウェイボー)でつぶやいた「恋愛は簡単でも、結婚生活は容易でない。大切にしながら歩まなければ」という言葉も話題になった。ネット上では現在、「○○は簡単でも、○○は容易でない。大切にしながら歩まなければ」という、「馬伊琍体」が流行している。「どんな言葉でも、何度も語ると価値がなくなる」と言う通り、CMやメディアで同セリフがあまりにも多用されると、聞いている人は反対に反感を抱いてしまうものだ。1つのセリフに執着しなければならないほど、中国語の語彙は少ないのだろうか?新華日報が報じた。

 答えは明快で、中国語は多種多様。春が来たことを形容するだけでも、「春が大地に戻った」、「春が世界に満ちている」、「四季が春に戻った」などさまざまな表現の仕方がある。しかし、最近では、「給力(素晴らしいの意)」、「美しすぎる○○」のほか、人気テレビ番組の名前をもじった「○○オブ・ チャイナ」、「舌の上で味わう○○」、そして今回の「大切にしながら歩まなければ」などの言葉が、あまりに多用されている。これらの「流行語」が発生したのにもそれぞれ背景があり、時々使うのであれば、新鮮味があっておもしろい。しかし、度を過ぎて使用されると、受け売りになってしまい、聞き飽きてしまう。

 「流行語」の氾濫の背景には、人々の遊び心や時代の流れに遅れたくないという気持ち、ブームに乗っている自分を表現したい気持ち、友達の会話について行けないことへの恐れなど、さまざまな気持ちがあるだろう。そこに、商業界が拍車をかけるように流行語を使い、「氾濫」が進むことになる。しかし、背景になにがあろうと、流行語の多用は、「思考力の低下」を示しているのではないだろうか。時間やお金をかけずに、「人目を引く」という目的を達成できてしまうのだから、確かに魅力ある話だ。しかし、このような言葉遊びは、想像力やイノベーション能力の欠如を露呈している。(編集KN)

 「人民網日本語版」2014年4月10日

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