米日経済に好転の兆し、一方の中国経済は低迷 (3)
中国は、資本収支と為替レートがまだ十分に開放されておらず、統一的な債権市場も存在しないため、このような量的緩和政策を実施する条件が整っていない。しかし、我々も他の手段を通じて人民元の上昇(特に一方的な上昇)を抑えることはできる。
現在、人民元の為替水準はすでに過大評価の域に達している。2007年以前の人民元が過小評価とすれば、2007年の時点で妥当な評価となり、その後のさらなる上昇は過大評価だ。
中国の金融政策を考え直す時が来た。人民元は今のような方式とスピードで上昇するべきではない。金利水準を引き下げ、金利差を利用するキャリートレードを抑制し、実体企業の金融費用を引き下げるべきだ。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年5月20日