◆授業をサボった代価は?
大学生活に必要な費用が注目を集める中、当時受験勉強に力を入れたが、大学に入学してからは怠けている多くの学生は、これまでの授業をサボったコストを計算している。
中国地質大学でメディア学を専攻する大学三年生の柯さんは、「メディア学部は4年間で202の単位を習得しなければならず、1単位=16時限に達する。そのためメディア学部の学生は4年間で3232時限の授業に出席することになり、1時限あたりの費用は56元(約950円)ということになる」と説明した。
柯さんの導き出したコストを見た多くの学生は、これに驚いて「もうサボらないぞ」と溜息を漏らしている。湖北経済学院でアニメ学を専攻する3年生の黄鵬さんは、「普通の大学生の1時限の費用がこれほど高額ならば、私のような美術を専攻する学生は、1年間の学費が1万元(約17万円)以上に達するから、サボるコストはもっと高く付くはず」と語った。
毎日6時限を平均として計算すると、授業を1日サボった場合は300元(約5千円)以上が浪費されることになる。ある学生は、現在流行中のデジタル製品により、授業をサボるコストを数値化した。「半月浪費したお金があれば、新しいiPhone 5Cを購入できる。3週間サボれば、iPhone 5を失うようなものだ」
厳冬入りしてから、武漢市の各大学では、1−2時限目の欠席率が上昇している。この授業をサボるコストが公開されると、寝坊して授業を欠席していたクラスメートたちは、後悔にさいなまれた。武漢工程大学で会計を専攻する2年生の程さんは、「どうしても起きられない日は寝坊してしまうが、今考えるとこれはなんともったいないことか」と話した。
湖北経済学院副学長の漆蠟応氏は、「授業をサボるのは、教育資源の浪費だ。大学生ならば、少なくとも出来る限り欠席を避け、自分の学業を修了し、両親が苦労して貯めたお金を浪費しない所から始めるべきだ」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年1月14日