ネット版「春節聯歓晩会」の内容が明らかに　テーマは「中国の夢」

　中国中央テレビ局(CCTV) が春節（旧正月、今年は1月31日）の前日に放送する年越しカウントダウンイベント番組「春節聯歓晩会(春晩)」のネット配信版「網絡春晩」は12日、北京で記者会見を行い、準備状況のほか、ネットユーザーが注目している番組の構成、出演者の顔触れ、参加方法などを公表した。新華網が報じた。

　「網絡春晩」の今年のテーマは、「ネットがプラスのエネルギーを集める・青春『中国の夢』」。番組放送と同時に、ネットを通じた視聴者参加型のインタラクティブなイベントも予定されている。

アジアのスターも集結

　「網絡春晩」を放送する中国網絡電視台（ＣＮＴＶ）の担当者は取材に対して、「今年の『網絡春晩』は、『若者の春晩、ネットユーザーのパーティ』と位置づけ、最新の科学技術を集結。庶民的で楽しく、おもしろく、かつ品があり、触れ合いが楽しめるオリジナル番組を制作する。春節の文化を伝え、プラスのエネルギーを集め、中国の夢を共に築くという目標を達成したい」と語った。

　「網絡春晩」にはまた、大人気のネットドラマの制作チームが新たなスタイルで参加するほか、世界各地から来た「のど自慢チャンピオン」が特別出演。さらに、中国ではあまり見ることができない海外のパフォーマンスやアジアを代表するスターたちが登場するという。

インターネットの利点を最大限活用
　
　さらに、今年の「網絡春晩」は、ネット上で流行した言葉や出来事などからネットユーザーが選んだ「2013年インターネットの話題ランキング」を基に制作し、インターネットの特徴を全面に出すことで、ネットユーザーからの支持を得たい考えだ。また、「微博（ウェイボー）」や無料メッセンジャー「微信（ウィーチャット）」、インターネット動画などを通して、インターネットのエネルギーを活用し、携帯やタブレット型PCなどでも視聴できるようにすることで、従来のメディアと新メディアの完全な融合を実現する。

　CNTVは30日、約100サイトと提携し、番組を生放送するほか、内容をリアルタイムでサイト上にアップする。ネットユーザーはCNTVやモバイルテレビ、IPテレビのほか、CNTVのアプリ「CBOX」やCCTVのアプリなどを通して同番組を視聴できる。また、二次元コードを通して、さまざまなイベントにリアルタイムで参加し、高額賞品をゲットすることもできる。さらに、春節期間中のゴールデンタイムには、同番組(編集版)がCCTVの「総合」、「財経」、「総芸」、「中文国際」などのチャンネルで放送される。（編集KN）

　「人民網日本語版」2014年1月13日