海洋経済博覧会が閉幕 投資貿易930億元を促進
【中日対訳】 2012年中国海洋経済博覧会が15日広東省広州市で閉幕した。3日間の会期中、累計約10万人が来場し、投資契約と貿易取引の成約額は約930億元に上った。新華網が伝えた。
同博覧会組織委員会秘書処の屈家樹副秘書長(副事務局長)が同日夜に行われた博覧会の成果発表会で述べたところによると、このたびの展示を通じて社会全体の海洋への注目を高めることが、今回の博覧会の主な任務だった。3日間の会期中、会場を訪れる各界の人々の流れは絶えることがなく、累計で10万人以上が来場した。特に最終日15日の午前中には黒山の人だかりとなり、有人深海調査船「蛟竜号」レプリカに乗船体験しようとする人や、南極からきたペンギンを見ようとする人が、最も多いときは2千人以上に達し、長い列を作った。
同博覧会の経済貿易関係の商談の責任者を努めた同秘書処の呉軍副秘書長によると、今回の博覧会では投資や貿易を促進するプロジェクトへの調印件数が198件に上り、投資額と貿易取引額を合わせると929億6800万元になった。調印された主なプロジェクトは、海洋の石油化学工業、船舶製造業などの臨港工業、海洋生物をめぐる医薬産業、海洋漁業、海洋製品の加工貿易産業などのものが中心だ。
呉副秘書長によると、沿海地域の省の多くがこの博覧会をプラットフォームとして利用し、海洋経済分野の一連の重要製品を集中的に展示した。特に山東省は投資額5023億元に上る企業誘致プロジェクト150件を重点的に紹介したという。
今回の博覧会は国家海洋局と広東省政府が共同で主催したもので、今月13日から15日まで広州市内の広州琵洲国際会展中心で行われた。展示面積は約2万平方メートルで、国家館のエリアと沿海省・直轄市館のエリアと2つの展示エリアに大きく分かれていた。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年12月17日