安倍新政権で円安進行か 世界金融政策に緩和のすう勢 (3)
◆中国の対応 国内の原動力を強化
専門家は世界的な量的緩和の流れについて、「中国経済が直面する一つ目の圧力は、資産価格の上昇だ。二つ目の圧力は、輸入インフレだ」と述べた。
奚副主任は、「大量のホットマネーの流入により、人民元相場の上昇圧力が増加し、輸出の足を引っ張るだろう」と指摘した。陸院長は、「中国は穏健な金融政策を貫徹するべきだ」と主張した。このほど土地競売価格が上昇を始め、資産価格が高騰の気配を見せている。この際に金融緩和策を実施すれば、資産価格を必然的に押し上げるだろう。
広東外語外貿大学国際経済貿易学院の易行健副院長は、「中国は現在、経済構造のモデルチェンジを加速し、国内の経済原動力を創出し、外からの影響を効果的に阻止するべきだ」と提案した。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年12月19日