カローラとフォーカス 2012年販売首位はどちらか?
トヨタとフォードは10日、2012年の世界販売台数首位の車種をめぐり、激しい論戦を展開した。米自動車コンサルティング会社R.L.Polk&Coが火曜日に発表したデータによると、フォード「フォーカス」の2012年販売台数が102万410台に達し、世界販売首位に輝いた。トヨタ「カローラ」は87万2774台で2位につけた。中国経済網が伝えた。
しかしトヨタは同データを疑問視している。トヨタ自社の統計データによると、カローラの2012年の販売台数は116万764台に達した。これは販売の約90%を占める「カローラ」以外に、「カローラ・アルティス」、「カローラ・アクシオ」、「カローラ・ワゴン」、「カローラ・フィールダー」、「カローラル・ミオン」といった別バージョンがあるためだ。
トヨタはすでにR.L. Polk& Coに連絡し、このデータに関する疑問を伝えた。双方は論争の焦点を、どちらの統計データの信頼性が高いかに絞っている。両社が世界販売首位の車種について論争するのは、今回が初めてのことではない。トヨタ米国法人の広報担当者マイク・ミッシェルズ氏は、「R.L.Polk&Coの統計データが、当社より30万台以上少なくなったことは腑に落ちない」と述べ、「両社の統計方法が異なる可能性もある」と指摘した。
中国上汽通用五菱(上海汽車とゼネラル・モーターズの合弁会社)のミニバン「五菱之光」は、世界販売4位となった。同車種の2012年の世界販売台数は76万8870台となり、中国市場で販売トップのミニバンとなった。他にもトヨタ「カムリ」、フォード「フィエスタ」、フォルクスワーゲン「ゴルフ」、シボレー「クルーズ」などが10位以内に入った。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年4月12日