アリペイ勘定書、過去10年間の個人ネット消費額を発表
過去10年間、もしネットショッピングでの消費を抑えていれば今ごろ何が買えただろう?オンライン決済サービス「アリペイ」(支付宝)はこのほど、「タオバオ設立10周年特別号」と題し、各ユーザーに向け、それぞれの過去10年間のネット消費額を合計した「オンライン勘定書」を配布した。多くのネットユーザーは自分の勘定書を見て、どれほどのお金を持っていたかに気がついた。「ネットショッピングを利用しなければ、車を買えていたかもしれない」と後悔する人もいた。青年報の記事を引用し、東方網が伝えた。
「初めてのネットショップ利用がいつだったか思い出せない」と語るネットユーザーの王さん。アリペイの「オンライン勘定書」を開いてみたところ、「2010年3月22日、あなたはアリペイを初めて利用しました」と書いてあった。王さんは笑い、「あのとき何を買ったか覚えていない。ただあの頃はまだ大学に通っていて、同じ寮の部屋に住んでいた4人がネット通販にハマっていた。あれはまさに乱れた日々で、ネットにどっぶり浸りきっていた」と語った。同勘定書によると、王さんは同年12月、「初めて友人による代理決済に成功した」という。「あの頃はみんな生活費に困っており、一時しのぎの日々を送っていた。お金に余裕のあるルームメイトから、ネット通販を利用するためお金を借りることがあったが、今考えてみると不思議な思いがする」。王さんは勘定書を見ながら、様々なキャンパスライフを思い出した。
自分の勘定書を開いたあるネットユーザーは、「本当に私のアカウント?10年間にアリペイで使ったお金は、北京の住宅の頭金に匹敵する」と語った。彼女の勘定書には、「10年間の消費総額:23万3318.13元」と記載されていた。23万元(約380万円)あれば何が買えるだろう。勘定書には家に押しつぶされた人のイラストとともに、「あなたの10年間の出費は、北京で住宅ローンの奴隷になれるレベルです」とのコメントが添えられていた。
多くのネットユーザーがネット上で次々と自分の勘定書を公開している。それぞれ消費額に合ったイラストとコメントがついており「レンガ1つぐらいしか買えない」、「北京でトイレ1つ分の面積なら買えるレベル」、「北京郊外ならトイレ1つ分の面積が買える」など、その内容は様々だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年5月21日