中国科学技術協会が2日に北京で発表した「2012−2013学科発展報告書」によると、中国の基礎研究・応用研究・最先端研究は2012−2013年に重要な進展を実現し、国家の科学技術力の強化、国家重大戦略の推進、自主革新力の強化に対して重要な作用を発揮した。中でも基礎研究は発展が著しく、すでに整った学科構造を形成しており、一部の学科は世界先進水準に達している。光明日報が伝えた。
同報告書によると、基礎研究が国家の科学技術力を強化した。中国はすでに高水準の国家重点実験室、国家重大科学プロジェクトなどの実験拠点を設立している。一部の分野では、世界水準の革新チーム、国際的に有名な科学者が輩出されている。応用研究では、国家重要戦略目標を見据え、社会の進歩、国家安全、経済発展などに影響する重要な科学技術難題の突破に取り組み、科学と技術の結び付き、相互促進、相互転化を加速した。研究成果が生産力に転化されるサイクルが短くなり、技術更新ペースが加速した。一部の分野では中間段階の研究成果を特許出願し、さらに製品に直接転化し人々の生活に進出させた例もある。
2012−2013年の学科進展のもう一つの傾向としては、多くの重大科学技術の新展開が、学科間の総合的な融合によるものだったことが挙げられる。複数の学科の協力、学科を跨ぐ融合と革新が、重大科学技術問題の解決、科学技術の急速な発展を促す効果的な手段となった。これには宇宙ステーション実験機「天宮1号」と有人宇宙船「神舟10号」のドッキング成功、月探査機「嫦娥3号」の月面軟着陸成功などが含まれる。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月4日