◆月探査レーダー、月の浅層構造・土壌構造を探査
月面試験の段階において、中国科学院電子学研究所が開発した月探査レーダーは、月面ローバーの走行中に試験を実施した。1本目のルートでは3602件のデータを、2本目のルートでは7611件のデータを取得した。現時点の分析によると、1本目のルートでは浅層構造の情報を、2本目では土壌の階層構造を探査することができた。
◆赤外線分光計、鮮明な画像を撮影
中国科学院上海技術物理研究所が開発した赤外線分光計は、座標特定やデータ収集などの試験を実施し、完全かつ有効な可視近赤外画像データおよび短波赤外スペクトルデータを獲得した。現時点の分析によると、可視近赤外ルートの画像は鮮明で、全スペクトルの特徴がはっきりと確認された。
◆粒子X線分光計、11種の元素を識別
中国科学院高能物理研究所が開発した粒子X線分光計は玄武岩のガンマ線スペクトルを獲得し、月面の元素に対して試験探査を実施した。現時点の分析によると、ガンマ線スペクトルの探査から11種の元素を識別した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年1月14日