このほど開かれた「第3回清華脳のペースメーカーフォーラム」で明らかになったところによると、清華大学は10年間の研究を経て、国産の充電可能な「脳のペースメーカー」を開発し、輸入製品による独占を打破した。中国は脳のペースメーカーを開発・生産できる、世界で2番目の国となった。今年3月末までに、清華大学が開発した脳のペースメーカーは600回の移植に成功している。光明日報が伝えた。
ハイエンド移植医療機器である脳のペースメーカーは、技術力が高く開発が困難だ。清華大学宇宙航空学院の李路明教授は、電子・ソフト・材料・臨床医学など多学科によって構成される研究チームを率い、脳のペースメーカーの開発を進めた。上述した新製品は2013年、臨床試験53例の1年間に渡る定期訪問診察を終え、今年中にも製品登録証を取得し販売される見通しだ。李教授は、「同製品には、使用寿命が長く(10年)、年間平均治療費用が低いという長所がある。充電不可のペースメーカーは3−5年間で取り替える必要があるが、同製品は頻繁な手術によるリスクを低減した」と説明した。同製品はパーキンソン病の治療の他に、てんかんや強迫症などの神経疾患・精神疾患の治療に用いることが可能だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月11日