深セン市で14日に開かれた、第2回中国電子情報博覧会において、中国の携帯電話業界団体・TD産業連盟(TDIA)は、モバイル通信技術特許公司の設立を発表した。中国工業・情報化部(省)および深セン市委員会の指導者、専門家、学者、同連盟の会員各社が、同社の設立の発表に立ち会った。人民網が伝えた。
モバイル通信技術特許公司は、モバイル通信技術に関する特許体制を構築し、将来起こりうる特許紛争を防ぎ、対応することを目的に設立された。TD産業連盟はTD産業チェーンの川上・川下の中心的な企業と協力し、市場化経営によりモバイル通信技術の特許協力を促し、4G事業参入のハードルを引き下げ、TD-LTEの実用化を加速する。特に1000元(約1万6500円)クラスのマルチモード4G端末の特許料を引き下げる。
TD産業連盟は、「TD産業の発展のこれまでの実践により、特許を巡る協力が産業の発展促進の重要条件であることが証明された。産業チェーンの各社が同じ産業・市場発展目標を持つことで、川上・川下企業の特許協力が基礎を得ることになる。また川上・川下企業が同じ目標のため特許協力を展開することで、産業・市場発展を促す企業の積極性が高まり、産業と市場の発展を加速することになる」と表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月15日